ドイツがIII号戦車の車台を流用してIII号突撃砲を作ったのを参考にして、M13/40の車台を流用して作られたイタリアの自走砲です。
イタリアでは自走砲の事をセモヴェンテと言います。
この車両は「Semovente da 75/18」とも言います。
昭和17年から北アフリカに配備されたイタリア軍最強の戦闘車両です。
このマーキングは北アフリカ戦線の物です。
装甲は基本的にM13/40と同じですが、戦闘室前面だけ50mmになっています。
主砲は、1934年式18口径75mm榴弾砲を流用した物で、IV号戦車D型の主砲(24口径75mm)よりも砲身が短いですが、
M3リーやM4シャーマンを撃破する事も可能です。
M13/40と並べたところです。
M40セモヴェンテの方が幅広に見えますが、目の錯覚です。
かなり車高が低く見えますね。
III号戦車やIII号突撃砲と並べてみたいところですが作っていませんので、IV号戦車D型と並べたところです。
M40セモヴェンテの砲身の方が短いのが、よくわかります。