イタリア陸軍の第一世代戦車です。
このマーキングはアリエテ機甲師団の物です。
イタリアでの名称は「カルロ・アルマートM47」と言います。
時期的には陸上自衛隊の61式戦車と同じ頃の物です。
主砲の口径は90mmで61式戦車の主砲も同じ規格で作られているので、この戦車は61式戦車と砲弾を共用可能です。
元々は朝鮮戦争で使うために急遽作られた戦車ですが、結局間に合わず配備前に休戦になりました。
「パットン」という名前の戦車は三種類ありますが、この戦車は二代目になります。
車台部分はM26パーシングを元にしているので、基本設計が古いです。
当時のソ連の最新鋭の戦車に性能的に劣っていると思われたため、アメリカ軍ではほとんど使われずに退役し、
西側諸国の同盟国に供与されました。
日本も西側諸国ですが、日本にまで供与する余裕が無かったため、独自に61式戦車を作る事になりました。
以前作ったイタリア戦車と並べたところです。
第二次世界大戦時のイタリア戦車と比べると、かなり大きいです。
基本となっているM26パーシングと日本の第一世代戦車の61式戦車と並べたところです。
M47パットンの砲塔は傾斜しているので、内部はかなり狭いのではないかと思います。
61式戦車の砲塔の方がだいぶ大きいです。