違法フル電動自転車
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知人から電動自転車を貰ってきました。
当該個体は違法なフル電動自転車と呼ばれるもので、3年程軒下に放置されていた代物です。
免許を持たない母親が買い物に使っていた際に無免許として検挙され、実走距離は10q程度だったそうです。
因みに、電動自転車と呼ばれる合法車両は電動補助機付き自転車が正式名称であり、下記の条件を満たしていなければなりません。
１ 人の力を補うために用いる原動機が次のいずれにも該当するものであること。
イ 電動機であること。
ロ ２４ｋｍ／ｈ未満の速度で自転車を走行させることとなる場合において、人の力に対する原動機を用いて人の力を補う力の比率が、(1)又は(2)に掲げる速度の区分に応じそれぞれ(1)又は(2)に定める数値以下であること。
(1) １０ｋｍ／ｈ未満の速度 ２
(2) １０ｋｍ／ｈ以上２４ｋｍ／ｈ未満の速度 走行速度をｋｍ／ｈで表した数値から１０を減じて得た数値を７で除したものを２から減じた数値
ハ ２４ｋｍ／ｈ以上の速度で自転車を走行させることとなる場合において、原動機を用いて人の力を補う力が加わらないこと。
ニ イからハまでのいずれにも該当する原動機について、イからハまでのいずれかに該当しないものに改造することが容易でない構造であること。
２ 原動機を用いて人の力を補う機能が円滑に働き、かつ、当該機能が働くことにより安全な運転の確保に、支障が生じるおそれがないこと。
例え免許所有者が運転していたとしても、公道で使用するためには原動機付き自転車の保安基準に適合していなければならず、画像の状態だと
脱税（ナンバーを取得していない）
整備不良（昼夜を問わず常時点灯する前照灯及び尾灯が装備されていない。また制動等及びホーン、バックミラーが装備されていない） ※最高速度が30q/hに満たない場合は方向指示器は免除
ノーヘルの場合はヘルメット着用義務違反となります。
一見すると24インチ型ママチャリタイプのアシスト自転車に見えます。リアキャリアだけでなく、前カゴまで装備している事に悪意を感じます。
フロントはサスペンションフォーク+ディスクブレーキ。キャリパーはフローティング型ですが、グラつきが大きく、片押しの固定式キャリパーの方が信頼性がありそうです。ローターの固定ボルトがトルクスボルトではなく十字ネジなのがチャイニーズクオリティ。
リアブレーキはバンドブレーキではなくサーボブレーキになっています。サーボブレーキとはシューがドラムの内側にあり、広がることによってドラムに接触する、所謂リーディングトレーリング式のドラムブレーキです。唐沢のパテントですが、唐沢製かコピー品なのかは不明。
動力はハブモーター式。一応人力だけの際の抵抗を無くす為にブラシレスのＤＣモーターになっています。チェーンが綺麗なのは新品に交換した為です。
解説/ BOW
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2013.09/13
■検索ワード フル電動自転車 電動アシスト自転車 試乗 評価
