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バッテリーは鉛蓄電池。重量は軽く10sを越え、バッテリーが切れると自転車ごと捨てて帰ろうかと思うほど重い自転車になります。
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バッテリーを取り外す際にはサドルが跳ね上がる仕組みになっています。
インジケーターは5灯ありますが、5灯とも同時に点灯します。
残量計かと思わせておいて、実は単なるスイッチONの表示灯という詐欺の様な仕様。
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専用充電器での充電風景。丸型のコネクターで充電しますが、差し込んだ際に一瞬ショートします。
説明書にも「バッテリーに接続してからコンセントに差して下さい」と書いてあり、構造の単純さが露呈する部分です。
バッテリー本体を分解してみますと、12V8Aの密閉式鉛蓄電池が3個直列に接続されており、出力側は3極コネクターながら2極だけしか繋がっていませんでした。
つまり3極コネクターを使用している理由は接続時に極性を間違えない為だけの様です。
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右グリップ部。インジケーターは赤、緑、黄の3色のみ。
赤はイグニションONで点灯し、残りの2色でバッテリー残量を表示します。残量が少なくなると緑と黄の2色が点灯。残量が無くなる直前に黄のみが点灯しますが、目安にすらならないアバウトな表示です。
その下のシーソースイッチがフル電動の切り替えで、上を押した状態でグリップがアクセルとして機能します。
ブレーキレバーから出ているコードはキルスイッチの線で、ブレーキを掛けるとモーターへの電気が絶たれる様になっています。しかしレバーホルダーが樹脂製になっており、レバーを握ると全体的に大きくたわみます。ミニキャブのドアハンドルの様に折れてしまうのは必至なチャチな造りです。
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上がバンドブレーキ。ママチャリやシティーサイクル、子供用MTBルック車に多く採用されており、安価で軽量なのが特徴。バンドにシューが貼り付けられており、片側はケースに固定されている。ブレーキレバーを握るとワイヤーがL型のブレーキアームを引き、ドラムを外から締め付ける仕組み。構造上、前進方向には巻き付く形となるが、逆方向には解く形となる為、坂道発進の際などでは力を入れてブレーキを掛けていても容易く後退する。
下がサーボブレーキ。外観はバンドブレーキに似ているが、バンドが歪な形にならないように押さえるネジが着いていないので識別できる。ブレーキレバーを握るとワイヤーがブレーキアームを引き、アームに取り付けられたカムが一対のシューを押し広げ、ドラムの内側から押しつける仕組み。コストと質量増加は避けられないが、どちらの回転にも条件が同じとなる為、坂道で停車しても容易に後退しない。
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