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タミヤ 1/35 M26パーシング

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本土決戦が行われていたら交戦していたかもしれない戦車です。
主砲の口径は90mmですが、同じく90mm砲の61式戦車はこんなに幅広ではないので、 威圧感を出すために幅広にしているんだと思います。



この戦車はティーガーと対等に戦えるように設計されているので、ティーガーIIや ヤークトティーガーを正面から撃破する攻撃力はありません。
日本にとっては脅威の戦車ですが、ドイツにとっては中途半端な性能の戦車です。



初陣でティーガーの待ち伏せ攻撃にあい、距離100mから三発被弾して撃破されています。
このマーキングは、その初陣で撃破された車両の物です。



イージーエイトとティーガーと並べたところです。
ティーガーは設計が古いので、装甲が垂直になっていて、砲弾が直撃すると撃破されますね。



朝鮮戦争にも参戦していますが、この戦車は車重が重く登坂能力に問題があるので、 朝鮮半島のような山岳地帯では足手まといになり、あまり活躍していません。
北朝鮮軍のソ連製のT34/85を撃破可能です。





本土決戦に備えて全国に配備されていた、チヘとチヌと並べたところです。
チヘでは撃破は不可能ですが、履帯を破壊して足止めするくらいなら可能だと思います。
チヌは、性能上は側面からなら撃破可能です。
待ち伏せ以外の方法では、こちらがやられるだけだと思います。





チトとチリと並べたところです。
チトとチリの攻撃力は主砲の大きさから見て、イージーエイトと互角だと思われます。
パーシングの前面装甲は102mmある上に傾斜しているので、正面からの撃破は無理かと思います。



朝鮮戦争休戦後、不要となったパーシングは本国に戻らず日本にスクラップとして売却され、 東京タワーの鉄骨として再利用されています。

タミヤの説明書の解説には良い点ばかり書かれていて、鵜呑みにすると大活躍した戦車のように 思えてしまいますが、詳しく調べてみますと、期待されたほど活躍できなかったようです。



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解説/ アフラ



2016.09/20


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