
タミヤの61式戦車と並べたところです。
フェンダー前端の形状はタミヤの方が実車に似ています。
タミヤの方は「1970」と刻印があり、ファインモールドの方は「2014」となっています。
改修部分のパーツだけ「2016」です。

タミヤの方が幅で3mm、長さで5mm大きいです。
計算してみますと、ファインモールドの方は正しく1/35になっていますが、
タミヤの方は1/33.9になっています。
タミヤの方は元モーターライズのキットなので、少し大きくなっています。

ヘッドライト付近の比較です。
ファインモールドの方は実車同様の形ですが、タミヤの方は簡略化されています。

エンジングリルとマフラーカバーの比較です。
ファインモールドの方は網の中に何かあるように見えますが、タミヤの方は網のモールドだけです。

防盾の比較です。
ファインモールドの方がシワの質感が上手いと思います。
陸上自衛隊武器学校の展示車の防盾は、タミヤのような感じに穴がふさがっています。

90mm砲搭載のM26パーシングと並べたところです。

M26パーシングの方がマズルブレーキが大きいので砲身が長く見えますが、
定規を当てて砲身の長さだけ測ってみますと61式戦車の方が少し長いです。

四式中戦車チトと並べたところです。
61式戦車の方がほんの少し大きく見えます。
61式戦車の全体的な形はアメリカの影響を受けたデザインになっていますが、フェンダーにマフラーや
ヘッドライトが付いているところは日本の戦車の作りを引き継いでいる感じがします。
チトの実車はアメリカ軍に持ち去られて行方不明となりましたが、
トランスミッションは61式戦車の設計に生かされていますので、図面までは持ち去られていないと思われます。
主砲の口径は90mmで、アメリカの戦車砲を手本にした物です。