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スーパージャンボ2号
オーバーヒート


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2019.12




突然ヒーターが効かなくなってオーバーヒートしました。
以前から少しジョゴジョゴ音が出てたので冷却系にエアを噛んでいます。
リザーブタンク内は錆汚れが堆積。




ラジエターのブリーザーが折れました。
接着した痕があったのでここから冷却水が漏れてます。




ミゼットUみたいにエア噛みしているのかもしれないので点検。
例によって見えない所の掃除も同時進行。




ついでにスパークプラグも一応交換。
珍しいダイレクトコイルが付いてます。




壊れたら今時のコイルを繋ぎ換えないと色々まずいかも。
このエンジンはキャブなのに点火系だけ電子制御です。




サーモはかなり汚いです。
新品に交換。



まだまだ冷却水が汚いので洗浄剤で洗浄。




何度もすすいで洗浄中。
毎回自家用車は年中こんな事してる気がしますが。




ラジエターのブリーザー穴を塞いでエア抜き。
しかし水が回りません。 サーモを湯せんで単体テストすると刻印より開閉温度が高い気がするので念のため別の新品に 換えますがやはりクーラントの循環がおかしい。
水道水だと循環するけどクーラントだと粘度が高いのか回りません。




ラジエターのコアが詰まってる可能性が高いです。
横置きなので何タンクと呼ぶべきか不明ですがオーバーホールするにも部品供給が怪しい。
一般に100系ハイセットのラジエターは真鍮製が多いですがこの車両は最終の過渡期のモデルのせいか 乗用の様なプラとアルミの製品。
形状・寸法・コストを検討した結果、テスト用にS210P・AT車用の中古ラジエターを入手してマウントやシュラウドを加工して取り付ける 事に。(寸法が若干違うので)
交換してみましたがまだ循環が弱い感じが。




次はウォーターポンプを疑ってみます。




タイミングベルト一式取り寄せて交換作業。




ウォーターポンプ交換。




流用の簡易プーラー。




クランクシールはだいぶ滲みで汚れてます。




交換して組み付け。




調子はバッチリです。
暖気・循環順調な模様。




取りあえずこの取り回しで落ち着いてます。
設定温度の低いサーモなので取り回しが逆かもしれませんが エアが抜けていればまぁ大丈夫でしょう。




ちょうど他のスーパージャンボが入庫したので取り回しを見てみる。
年式もエンジン型式も同じながら仕様が違うので参考になりません。




調子は良いものの翌日始動すると少しエアが噛んだ音が。
ヘッドガスケットが怪しいので可燃性ガスのチェックをするものの断定出来るほどのガス抜けは分からず。




念のためヘッドガスケット交換がイイですがスーパージャンボはヘッド周りを車載状態でいじるのは面倒そうなので 気力が湧かず車検も切れたので一次放置に。
その頃修理で入庫した更に別のスーパージャンボ。
シングルカムで四駆ながらコッチの方がトルクあります。
何という運命のイタズラ。




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2021.08/16

報告/ ネメシス