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三輪自転車

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 これから気温と湿度が上がってゆく事を考えると憂鬱です。特に天気予報で表示される熱中症警報を目にする度にゲンナリする始末です。

さて、三輪自転車レポの続きをお送りします。




右後輪には通常のハブを流用した痕跡が残されています。
スチール製の為に錆が進行していますが、フリーギアを取り付けるネジ山部分が見えています。
左車輪はこの部分にパイプがねじ込まれているのですが、加重を考えると力学的には不安が残る方法ではあります。




リアブレーキワイヤーの分岐部です。
カバーを外すと三角形の鉄板がビス留めされています。
ブレーキレバーを引くと鉄板が前方にスライドする仕組みです。
鉄板後方に左右のブレーキワイヤーが固定されていますが、個人的には片効きを防止する意味でもプーリーを使用した方が確実ではないかと思うシステムです。(取り説でも左右のブレーキバランスは販売店に持ち込み、自身で調整しないように警告しています)




自転車に乗れない人の為に、固定金具と呼ばれる金属プレートがオプション設定されていた様です。
画像青線の様に固定する事によってスイングを阻止するものですが、旋回性能は極端に低下しそうです。




自転車錠は一般的なフロントフォークの閂タイプですが、屈まなくても施解錠が出来るリモート式になっています。
走行中の誤作動は非常に危険な為、施錠時はノブを引きながら上へスライドする様になっています。
解錠はキーを回すだけです。
取り説を読んでいて気づきましたが、パーキングブレーキのみで駐輪すると、いたずらでブレーキが解除された場合には自転車が流れてしまう可能性がある為、三輪自転車に於ける施錠はかなり重要です。




前照灯も一般的なダイナモタイプですが、これもリモート式になっており、乗車中でも操作ができる様に工夫されています。(と言ってもステンレス製のロッドで繋いでいるだけですが…)



二回にわたって簡単にオリジナルの紹介をしましたが、これから整備を兼ねてレストアしてゆきます。



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解説/ BOW



2017.07/21


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