2021.08
AZ-1のベルト交換した時の画像です。
ベルト交換作業自体は珍しい事ではないですが、AZ-1のベルト交換は珍しいと思います。
初めてやってみましたが、意外と簡単でした。(注・アフラ氏は本職は職業メカニックです)
同じエンジンのアルトワークスよりも簡単だと思います。
接地状態でも交換できました。 ちなみに、前回交換時から4年経っています。

運転席を外し

カーペットをめくって、メンテナンス用のフタを開けます。

エアコンコップレッサーの上側のアジャスターのボルトを緩め、

下側のボルトを緩めます。

エアコンベルトを外します。

オルタネーターの上側のアジャスターのボルトを緩め、

下側のボルトを緩めます。

オルタネーターベルトが外れます。

左が新品で、右が元々付いていた物です。
摩耗して、だいぶ細くなっています。

このベルトを使用しました。

オルタネーター、

エアコンの順でベルトを掛けます。

ここにプライバーを差し込んでエアコンベルトを調整してボルトを締めます。

オルタネーターベルトはここにプライバーを差し込んで調整しボルトを締めます。

調整後です。
新品ベルトは太いので、あまりアジャスターが移動しません。
エンジンを掛けて、エアコン入れてベルト鳴きしない事を確認して、
フタをして運転席を取り付けて終了です。
前回の車検の直後に交換した物です。

交換後のフューエルフィルターです。
アルトワークスは床下に付いていますが、AZ-1はエンジンルーム左側に付いています。
簡単に交換できます。

元々付いていた、18年未交換の物です。
ひっくり返したらOUT側から白く濁ったガソリンが垂れてきました。

ISCバルブとエアコンアイドルアップバルブに繋がっているパイプの継手のホースとは、この部分です。
既に交換済みです。

このような、ぱっくり割れた状態のホースが付いていました。
このまま放置したら、ここからエアを吸って異常燃焼を起こしてエキゾーストバルブが溶けてしまいます。
F6Aに限った事でもないですが、バキュームホースが劣化して抜けてしまうと、
過剰にエアを吸って混合気が薄くなって異常燃焼を起こしてエンジン内の燃焼室が異常に高温になってしまい、
エキゾーストバルブが溶けてしまってエンジンブローします。
燃料フィルターが詰まって充分に燃料が供給されなくなると、同様に混合気が薄くなって異常燃焼して
エキゾーストバルブが溶けます。
スズキのエンジンではよくあるみたいですね。
わたしの車は、記録簿を見ると前オーナーの燃料フィルター交換履歴はあるのですが、交換後18年も経っていて
外観もものすごく錆びていて汚かったので、前回の車検直後に自分で交換しました。
つまり、燃料ポンプと燃料タンクが錆びて交換しているのにもかかわらず、燃料フィルターを交換してくれなかったわけです。
その元々付いていたフィルターをひっくり返してみたらOUT側から白く濁ったガソリンが垂れてきました。
あと、ISCバルブとエアコンアイドルアップバルブに繋がっているパイプの継手のバキュームホースが
ぱっくり割れていたので、そこのホースも自分で交換しました。
割れた部分からブローバイガスがにじんでいたので、耐油性ホースにしました。
全てをディーラーに任せると危険ですね。
AZ-1はアルトワークスと同じエンジンですが、アルトワークスのエンジンルームでは奥側になって見えない部分が
AZ-1では手前側に見えてしまっているので、バキュームホースの点検は非常に簡単です。
とりあえず、現状ではバキュームホースは引っ張ってみても抜けませんでした。
AZ-1はアルトワークスよりも整備性がよいと思います。