ジャガチャリと一緒に散策する為に購入したロボチャリのレポです。

正式には日本ロボティックス社から発売された「ロボテックス 16ST」という折り畳み式ミニサイクルです。
販売ルートによって多少価格は異なりますが、実売価格は\33,000〜\38,000でした。
購入の切っ掛けは在庫処分特価になっていた事で、カラーの選択は出来ませんでした。
カラーについては連れ専用車ですから良しとしましょう。

16インチの折り畳みミニサイクルですが、フレームはトップチューブとシートステーのみというシンプルな構成です。
その分接合部には極度の補強が施されています。(山ミミズ色の部分は撮影者の作業服が反射している為で、実際はクロームメッキです)

左側から見ると更にシンプル。
なんとフォークだけでなくシートステーすら見あたらない片持ち式です。

流石に16インチ車です。折り畳むと相当コンパクトになり、付属のキャリーバッグに納めるとバスや電車に持ち込んでもさほど邪魔にならないサイズになります。

片持ちになっている理由はこれ。
折り畳んだ際に厚味が薄くなり、フォークとシートステーが抵触して傷が付かないという特徴があります。

片持ちの為、後輪のハブ受けは見るからに頑丈そうなスチールの削り出しになっています。
同時に軸が偏芯しており、回転させる事によりチェーンテンションの調整が出来ます。
しかし気になるのがスポークです。何と交点が全くない放射組みになっており、更に全てがインナーエルボになっています。
放射組は耐荷重の点では優れていますが、駆動力伝達の際の強度では不利な組み方です。
さらにインナーエルボはアウターエルボよりも15％程度強度が低いとされており、駆動力伝達だけでなく横方向の強度不足が心配です。
登坂路やカーブでは無理をせずに押した方が良さそうです。 (自転車に疎い女がそんな無理な乗り方をするかと言われそうですが…)